10/15 わうだけやってる場合じゃない
なんとなく定例会っぽくなってるパルヴァティさんとのサシゲー会に行ってきました。
パルテディと言えば WaW なわけですが、今回はパルヴァティさんにお持ちいただいた LnL「Dawn's Early Light」をプレイしました。 あら、作戦級とはめずらしい。
簡単にゲームの説明を。
1 ユニット=大隊の作戦級、旅団/連隊規模で登場します。
1 ターンは 1 日/ 4 回の昼間+1 回の夜間、計 5 回のインパルスに分割されていて全 4 日間で勝敗を決定します。
各インパルスの最初に 1d6 でイニシアチブを決定、その際の出目がアクティベーション・ナンバーとなりユニットの活性化に影響します。
戦闘は隣接ユニットかオーバーランで行い、条件が揃うと反撃を喰らいます。
ZOC は EZOC で移動終了しなければならないものの、ZOC to ZOC あり、離脱ペナルティなしのゆるゆる弱 ZOC。
その他、アセットと言う名のチットによる戦闘支援等があります。
舞台は WaW でお馴染み Eisenbach を含む旧西独国境付近。
Eisenbach は勝利条件でも重要な都市となります。
今回はシナリオ 1(名前忘れた)をパルヴァティさんが NATO 軍、僕がワルシャワ機構(WP)軍でプレイしました。
WP軍の勝利条件は中央南にある Eisenbach と北にある空軍基地(名前忘れた)の占領、占領後の Eisenbach からの連絡線の維持、東端からの盤外脱出で VP が得られます。
それを阻止するのが NATO 軍の勝利条件です。
WP 軍の方針は、まず Eisenbach の占領と連絡線の維持を主軸にしました。
そのために戦力を 2 分割し、主力を南の米軍に、その他を北の独軍の牽制に向かわせます。 が、こんな少ない戦力を分割しちゃって大丈夫か?
まぁ、第 2・4 インパルスで増援が来るから何とかなるだろう…などとたかをくくっていたら、現れた NATO 軍の増援の数を見てビックリ。
いや、どう考えてもその戦力に太刀打ちできないだろ! と言う数の NATO ユニットが出てきまして、おかしいなぁ…ってんで二人してルールブックを読みなおしましたらば…。
同色の帯を持つユニット全てをセットアップしなければならないところを二個連隊分しかセットアップしていなかったと言う…。
つまり、二個師団で戦う戦場に二個連隊で殴り込みをかけてしまっていたんですね。
普段、いかに下位部隊しか運用していないかが分かる…なんと言う WaW 脳!
で、しょうがないので Day 1 の終わりに残りのユニットを増援として登場させました。
いきなりわいて出た大量の WP 軍の図。
心細かった戦力が増強されたことで気を取り直し、当初の方針通りに侵略を再開します。
北の独軍が想像以上に粘り強く、思い通りに前進できていませんが、南では早くも Eisenbach に取り付こうかと言うところ。
ここが勝負どころと見て、Day 3 最初のインパルスで Eisenbach 西方に増援を空挺降下させます。
さらに自動車化狙撃兵の強行突入を敢行、Eisenbach に籠る米軍の排除をねらいます。
背後から迫る米軍にはさらにその背後から戦車連隊の第 2 波が襲いかかります。
北方では、何故か独軍を置き去りにして一個連隊が空軍基地(名前忘れた)に向かっています。
Day 3 第 3 インパルス、Eisenbach は堕ちるのか?
それとも米軍が阻止できるのか?
と言うところで残念ながら時間切れ。
勝敗つかず…でしたが、VL を一つも取れてなかったし残り一日でどうにかなったかは微妙なところ。後方に独軍が残っちゃってて連絡線の維持もできたかどうか怪しい…なんとなく WP 軍が負けてたような気がします。
最終盤面↑
感想です。
アクティベーション・ナンバーによって活性化できるユニットやその移動力が変化したり、戦闘解決時の 2d6 の出目によって反撃があったりなかったりと、割とユニークなシステムのゲームです。
そのシステムが何を表現してるのかがやや理解しづらいかな…とは感じました。
作戦級ゲームに LnL 特有のデフォルメを施すとこうなる、といった感じのゲームです。
ただ、デフォルメもルールのユニークさも決して悪いものではなく、プレイアビリティの向上やプレイヤーに楽しんでもらおう、エキサイトしてもらおうと言ったデザイナーの意図が強く感じられるものです。
ルールが軽い分、プレイヤーが指揮に集中できる辺りに好感がもてます。
いや、僕も手に入れようと思うくらいホントに面白かったですよ。
あ、でも、用語は統一して欲しかったかな~(←ありがち)。
by ted_ts | 2016-10-16 13:58 | ウォーゲーム