「World at War」をアツく(るしく)語ってみる 2nd Edition ②
続きましては、ユニットです。
はい、こちらです。
綺麗ですねぇ。 綺麗なんだけど僕のような老眼にはちとキツイですねぇ。
キツイので、拡大しましょう。
ドン!
エイブラムスのユニットです。
シルエットの他に、普通のウォーゲームで使用されるユニットよりもかなり多くの数字が描かれています。
実はこの数字群が「World at War」シリーズのキモになるのです。
それぞれを説明していきましょう。
シルエットの真上にその所属フォーメーションが描かれています。
このユニットの場合、「チーム・ヤンキー」です。
シルエットの真下の数字が移動力です。
左上の数字群がAP(Armor Piercing)攻撃値、同じように左下がHE(High Explosive)攻撃値、右上が防御値、右下が突撃値です。
これ等の数字をどのように使うかと言うと…、AP値をご覧下さい。
赤い数字の4の左右上方に黒で10、白で4とあります。 10は射程距離です。
赤い4は通常の射程距離の射撃時に振る
サイコロの個数
です。 そして白の4は、
この数字以上の出目のサイコロの個数が目標に飛んでいった砲弾の数
になります。
ややこしいですか? ややこしいですねぇ。
ややこしいので例を挙げます。
今、エイブラムスが7へクス先のT-72に攻撃をします。
NATO軍プレイヤーはサイコロを4個振りました。
出目は「1・4・6・6」だったので、T-72に向かって飛んでいった砲弾は4・6・6の3発、と言うことになります。
お分かりになりましたか?
はい、砲弾は飛んでいっただけで、まだ当たってません。
今度は防御値です。
防御値には2つの数字が描かれています。
黒の大きな数字が
防御時に振るサイコロの個数
右上の白数字が
この数字以上の出目個の砲弾を無効にできる数字
を表します。
分かりにくいですか? 分かりにくいですね。
分かりにくいのでまた例を挙げます。
先程のエイブラムスの攻撃を受けたソ連軍プレイヤーは、防御のためのサイコロを4個振ります。
出目は「6・2・1・6」でした。
T-72の防御値は6なので2発の砲弾をよける(!)事ができました!
よって、T-72の損害はワンヒット、混乱状態になりました。
お分かりいただけたでしょうか?
そうです。 この「World at War」シリーズでは、戦闘時にチャートを使用しません。 ユニットに描かれた数字と数個のサイコロで戦闘を解決します。
つまり、盤面とサイコロをガン見でゲームを進められるわけです。
つづく
by ted_ts | 2014-05-09 21:26 | ウォーゲーム